世界的ヴァイオリニスト・五嶋みどりが開催する 「インターナショナル・コミュニティー・エンゲージメント・プログラム」、 実は個人的に五嶋さんの大ファンな私。遠慮せず前の方を陣取って拝聴してきました。 しかし4人しかいないので、とにかく一体感が大切なんだなぁと改めて。 ちなみに「五嶋さんのどこがすごいと思いますか?」 インターナショナル・コミュニティー・エンゲージメント・プログラムの詳細や、 http://www.musicsharing.jp/index.html (ど)
「インターナショナル・コミュニティー・エンゲージメント・プログラム」
の報告演奏会が、今年も大阪はザ・フェニックスホールで行われ、参加してきました。
略してICEPとは「生の音楽を届けること」「若者に楽器演奏の実体験を促すこと」などを目的に、年に1度、主にアジア各国の子どもたちを訪問しているそう。4回目となる今回の訪問地はモンゴル。ちなみに2010年末にはラオスを訪れる予定で、その報告を兼ねた演奏会は2011年6月に開催されるので、要チェック!
今回演奏されたのはボロディンの弦楽四重奏曲。四重奏曲という曲名からもお分かりの通り、編成は1stヴァイオリンの五嶋さんを筆頭に、2ndヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのカルテット。
始まった途端、一瞬にして空気が変わったのが分かりました。
途中五嶋さんのヴァイオリンとチェロの息もつかせぬ掛け合いがあったり、
まるで一人で弾いているかのようにぴったりと合った1stと2ndのユニゾンがあったり...。あっという間のひと時で、もっと聴きたかった! というのが正直なところ(笑)。
別々の国から集まった若手演奏家たちを率いる五嶋さんの母のような気配り・目配りが印象的でした。少人数だからこそ、皆が会話を楽しむかのように全身で演奏をしている姿に引き込まれっぱなし。某マンガ効果で一躍ブームになったオーケストラですが、それとはまた違う臨場感溢れる室内楽、実はかなりおすすめです。
という記者からの質問に対し
「最高の状況の中で演奏することが当たり前だと思っていないところ」
とはチェリストの答え。これって当たり前のことながら、
世界の第一線で活躍し続ける演奏家にとっては、なかなか難しいこと。
逆に言えば、そんな条件の整っていない状況下でもベストな音楽を届けられるのは、
並々ならぬ練習に裏打ちされた実力があってこそ。
「本物の音楽をどんな子どもにも届けたい」。
その五嶋さんの強い思いと地道な活動こそが、
我々を惹きつけて止まないのだと確信した報告会でした。
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